1月27日(金)雪が降りしきる中、邑南町健康センター元気館にて『令和4年度矢上高校未来フォーラム・文部科学省事業シンポジウム』を開催しました!
午前中は『未来フォーラム』で生徒達の発表、午後からは教職員向け研修として『文部科学省事業シンポジウム』を行いました。
その様子をお届けします!

未来フォーラム

普通科、産業技術科から選抜された5チームが今までの取り組み成果を発表してくれました。

発表内容

1.郷土の食文化を広げよう

郷土の食文化2

【概要】
邑南町は現在人口減少、少子高齢化だけではなく、郷土料理も廃れていっている現状があります。そこで邑南町の郷土料理である「角寿司」に注目し、地域の経済も回せるのではないかと思い、日々活動をしています。

2.第12回全国和牛能力共進会出場を目指して

和牛

【概要】
第12回全国和牛能力共進会に高校及び農業大学校を対象とした特別区が新設されたことをきっかけに、全国大会出場を目標として取り組みを行いました。石見和牛プロジェクトを活用し、和牛の研修会に参加したり、出品する牛の指導をして頂いたり、良い牛とはどのような牛なのかを学んできました。

3.脱炭素化した町の未来

脱炭素

【概要】
私たちは邑南町が「脱炭素先行地域」に選定されていることを知りました。そこで、脱炭素先行地域に選定されていること、脱炭素化した町がどうなるかを知ってもらうため、最近注目されているメタバースを使いながら活動をしています。

4.花の魅力

花の魅力

【概要】
普段見ている花のさらなる魅力を発見し、多くの方に花へ興味を持って欲しいと考えました。そこで私たちはキャンドルなどの加工品を製作し産業祭で展示を行いました。アンケートをとり、花の魅力をより伝えるにはどうしたらよいか調査をしました。

5.地域の予防医学を考える

予防医学

【概要】
メンバー全員が医療に興味を持つことから、地域の予防医学を考えました。そこで私たちは様々な病気を予防することのできる運動に目を向け、ウォーキングイベントやオリジナル体操を行い、地域の予防医学を高めようとしています。

 

どのチームも写真を用いてわかりやすいスライドを作っていたり、アンケート結果から考察をしたりとそれぞれの取り組みの成果を発表してくれました!

付せん

観覧する生徒達には発表を聞いて、感想や疑問に思ったことなどを付箋に記入してもらい、模造紙に貼ってもらいました。
みんなたくさんの感想や疑問を寄せてくれて、模造紙が一気に華やかになりました!^^

校内

模造紙は校内で展示中です^^

 

パネルディスカッション

発表後には清國祐二先生(大分大学大学院教育学研究科教授)にファシリテーターとなって頂き、パネルディスカッションを行いました。

QR

今回は生徒の携帯から質問ができるように、プログラムにQRコードを掲載し、何でも質問できるようにしました。
※通常は携帯電話の使用を制限しています。

パネル

パネル2

パネルディスカッションのテーマは『探究ってワクワクする??』
生徒の考えや先生方の考えを話してもらったり、観覧する生徒からの質問に答えてもらいました!

 

表彰式

表彰式

最優秀チーム

普通科:『地域の予防医学を考える』チーム

産業技術科:『第12回全国和牛能力共進会出場を目指して』チーム

おめでとうございます!受賞を逃したチームも素晴らしい発表でした!

 

今回のフォーラムでは、1年生が司会やマイク係など運営のサポートをしてくれました。また、付箋に感想を記入したり、携帯電話から質問を投げかけたりと発表する生徒だけでなく、全員が参加し協力してくれたことで盛り上がった『未来フォーラム』となりました!
発表してくれたみなさん、パネリストのみなさん、そして参加してくれた生徒のみなさんお疲れ様でした^^

 

文部科学省事業シンポジウム

午後からは教職員研修として『文部科学省事業シンポジウム 矢上高校しくじり探究セミナー』を行いました。
島根県内外の高校さんにも参加して頂き、それぞれの探究活動の取り組みを共有しました。

矢上高校しくじりパネル

しくじりパネルしくじり2

矢上高校での探究活動のしくじりをテーマ別に協議しました!
探究を担当した教員やコーディネーターのしくじり体験や生徒との関わりなどについて各々のエピソードを踏まえて話をしました。

 

ワールドカフェ

ワールドカフェとは、気軽な雰囲気の中で参加者同士が話し合う対話スタイルです。グループを作り、定期的にメンバーをシャッフルし参加者の考えや感情を共有し合うことを目的としています。
今回は7つのテーマの中から選んでもらい、そのテーマについて各校の取り組みや考えについて話してもらいました!

ワールドカフェワールドカフェ2

教員、コーディネーター、県教育委員会など様々な立場の人たちがそれぞれの考え、思いを話してくださいました。
忙しい日々の中では思いを共有することが難しいこともあります。こうして共有する機会を持てたことをうれしく思います。

時間、資金、体制など色々と制限もありますが、これからも共に探究活動を盛り上げていけたらと思います!


お足もとが悪い中会場まで足を運んでくださった皆様、オンラインで参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。
今後もさらに探究活動を盛り上げていきましょうー!!!