3月15日(木)、ハンザケ自然館の学芸員伊東さんに、
普通科1年生「生物基礎」生物多様性の単元の授業でお話しをいただきました。

実はハンザケ(オオサンショウウオ)は世界で3か国しか生息していないということ、
そんなハンザケが、邑南町に生息しているということ。
それは、世界へ誇れることなんだ、という説明をしていただきました。
邑南町に住む生徒にとっては、ハンザケは当たり前の存在かもしれませんが、
実は貴重な存在であるということに驚きの表情を浮かべていました。

教材として、ハンザケの写真やホルマリン漬けの卵を持ってきていただきました。
初めてみるハンザケの卵の大きさを観察している生徒が何人もいました。
その後、「A:自然保全で絶滅危惧種を救いたい」「B:クローン技術や遺伝子工学で悦滅危惧種を救いたい」のどちらの意見に賛成かを個人、ペア、グループで考えました。

ペアやグループで考えるときも、単なる多数決ではなく、A、B双方の意見について吟味し、納得のいく回答を出しているようでした。
ミニホワイトボードに自分たちの意見を書いてもらい、前に貼り出すことで自分たちにはない新たな視点に気づくことがねらいです。
同じ結論でも、その理由や視点が異なるということに生徒も気づけたのではないかと思います。

生徒にとって思考力・判断力・表現力を育む良い機会となりました。
ハンザケ自然館の皆様、貴重な情報や教材をご提供いただきありがとうございました。