産業技術科1年生鶏のと畜実習
2017年12月20日
12月18日(月)、産業技術科1年生が鶏のと畜実習を行いました。
と畜実習は、事前学習を含め、
と畜実習は、事前学習を含め、
- 鶏を実際に飼育することで、鶏の習性や行動、からだの特徴などを学ぶとともに、肉を生産するための知識と技術を身に付ける。
- 人間は他の命をいただいて生きているということを再認識し、「感謝の気持ち」及び「自他の命を尊重する心情」を育てるとともに、食べ物の生産・加工に携わる方への畏敬の念を深める。
という2つのねらいをもとに毎年行われており、産業技術科の生徒にとって、大切な時間です。

育ててきた鶏をと畜するというのは、生徒にとって心苦しい瞬間だったと思います。
手が震えたり、目を背けたり、躊躇する生徒もいましたが、動物コース専攻の2、3年生の協力もあって、無事終えることができました。
手が震えたり、目を背けたり、躊躇する生徒もいましたが、動物コース専攻の2、3年生の協力もあって、無事終えることができました。

と畜の後は、各部位に解体しました。
各部位の名称や機能は授業の中で習っていますが、解体はやったことがない生徒がほとんどです。
先生や先輩の力を借りながら、切り分けることができました。
各部位の名称や機能は授業の中で習っていますが、解体はやったことがない生徒がほとんどです。
先生や先輩の力を借りながら、切り分けることができました。

その後、ふりかえりを行いました。
そこで出た生徒の感想です。
そこで出た生徒の感想です。
「初めて鶏のと畜・解体実習をしました。鶏の頸に刀を入れるとき、鶏が嫌がっているような鳴き声を出してとても悲しい気持ちになりました。でも、実習をやっていく内に、この鶏は私たちの学びのために命をささげてくれていると思い、感謝の気持ちで終わることができました。」
「今日のと畜・解体実習をしてみて、すごく怖かったのを今でも覚えています。心の準備ができないまま、首を切るときに全く切れなくて鶏に苦しい思いをさせてしまいました。しかし、実習が終わるとなぜか後悔はしていませんでした。命の大切さを良くわかることができたし、人生で数少ない経験ができてうれしかったです。これからも、おいしく、感謝の気持ちをもって生活していきます。」