今年度2回目となる人権教育ホームルームを全クラス一斉に行いました。

矢上高校では、1年生では「身近な人権」、2年生では「差別の歴史を学ぶ」、3年生では「人権問題解決への展望」という指導計画に基づき、人権教育を実施しています。「思いやりのある人間」は本校の校訓のひとつでもあります。

1年生:アサーティブな話し方

相手の立場や気持ちを尊重しながら、自分の言いたいことを主張するスキルをロールプレイなど通して学びました。自他を大切にするコミュニケーションのあり方について考えさせる内容です。

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生徒の感想

・今回の授業で、自分自身を見つめ直したり、考え方を変える良い機会になりよかったです。

・高校生になり自分の意見をはっきりと言えるようになってきたのですが、そのせいで今まで押し込めていた分、少し自分中心になっていないか心配でしたが、自分が周りに配慮して言えていることが分かったので安心しました。

・私は、言いたいことがあまり言えず、モヤモヤして終わることが多かったけど、相手の気持ちも考えながら自分の言いたいことをはっきり言えるように頑張っていきたいです。

2年生:差別の歴史に学ぶ

「水平社宣言」より人間の尊厳について考え、自らを肯定し、主張することの大切さを認識する学習をしました。学校生活を振り返り、行動していくことの大切さを自覚する機会となりました。

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生徒の感想

・私がこれからできることとして一番は相手を思いやることだと思った。そして、差別を見つけた場合はそれを止めることができる勇気があるかどうかだとも思いました。

・差別の歴史を学び、今も昔も差別は変わらないんだなと思った。今はインターネットが主になってきていじめの範囲は昔より広くなってきていると思う。自分の行動や言葉に責任を持つことがとても大切だと思い、気をつけたいし責任を持ちたい。

3年生:結婚差別について考える

3年生は、最後の人権教育ホームルームとなります。1学期は就職差別についてとりあげ、2学期は結婚差別について考える内容で行いました。実社会で差別事象に出会った時、偏見や慣習にとらわれず、目の前にいる人を理解することが差別をしないことに繋がります。差別のない社会を築くために、自分がどう生きるべきかを主体的・自立的に考え、行動する意識を高めてほしいと思います。

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生徒の感想

・変なうわさとか偏見によって信じ込んでしまったりする人がいるので、必ず自分の意思や気持ちを持ち、一人ひとりが差別をしないようしっかりとすることが大切だと思いました。

・差別が生んでしまうトラブルや問題を知り、自分にもありうることかもしれないと思った。自分から動いていくことで正しい考えを周りに広め、差別のない社会になってほしいです。

先生たちも人権教育を学んでいます

参観
互いに授業を参観しあったり、外部からも見学や指導に来ていただきました。

研修2
放課後には先生方も研修会を行い、学びあう機会をつくりました。