3月17日(金)、第二農場にて1年生がニワトリのと畜及び解体実習を行いました。

  • ニワトリを実際に飼育することで、ニワトリの習性や行動、からだの特徴などを学ぶとともに、肉を生産するための知識と技術を身に付ける。
  • 人間は他の命をいただいて生きているということを再認識し、「感謝の気持ち」及び「自他の命を尊重する心情」を育てるとともに、食べ物の生産・加工に携わる方への畏敬の念を深める。

と畜実習は上記の2点を目的とし、毎年行われています。
半年間飼育していきたニワトリを自分たちの手でと畜し、『食べること』を理解するとても大切な時間です。

 

 

今回は5人程度のグループにつき、1羽のと畜を行いました。

と畜

育ててきたニワトリを自分たちの手でと畜することに、抵抗や心苦しさを感じていたと思います。それでも、5人で協力してと畜を行っていました。
目を背ける生徒、躊躇する生徒もいました。『食べること』がどういうことなのか、感じられる瞬間だったと思います。

 

羽抜き

羽抜き

解体

と畜後には各部位の説明を先生から聞き、実際に解体していきます。
普段はスーパーでパックに入っている肉。思っていたより難しく、力がいることを知りました。先生の手を借りながら、無事に解体を終えることができました。
解体した肉は後日試食を行います。

 

今回の実習では生徒によっては「本当はやりたくない、こわい」という気持ちがあったと思います。
ですがこの実習を通して食べることは『他の命を頂くこと』だと実感できたのではないでしょうか。
命に向き合う貴重な時間となりました。