それそれが自覚をもち、学校・家庭が一体となった取り組みが必要です。以下、感染症対策を徹底しますのでご協力をお願いいたします。皆でよりよい高校生活にしていきましょう!


新型コロナウイルス感染症の集団感染を防ぐために(2学期)

学校は、多くの生徒や教職員が、日常的に長時間、場所と行動をともにします。そのことにより、集団感染を起こしやすいため、感染症の発生・拡大に十分備えることが重要です。

現在、全国の感染者数は過去最高を更新するとともに、島根県内の感染状況も大変厳しい状況にあります。8月21日11時00分現在、島根県内でこれまでに確認された新型コロナウイルス感染症患者の累計は61,780名(うち疑似症患者※5516名)、即応病床数に対する病床使用率36.6%であり、医療提供体制への大きな支障が懸念される状況です。

2学期は、大きな学校行事である学園祭が控えています。感染およびその拡大のリスクを可能な限り低減した上で、感染予防対策を徹底して、学校生活の維持や学園祭の準備・実施していくことが肝要です。そのためには、今まで以上に一人一人が感染症予防の意識を高め主体的に行動していくことが重要です。

国・県教委の方針や、学校薬剤師小笠原先生・学校内科医三上先生に指導・助言いただいた内容を以下にまとめました。『かからない・ひろげない』を目標に、確実・丁寧に感染症予防に努めましょう。

矢上高校 保健部

配布文書

pdfファイル「R42学期新型コロナウイルス感染症対策【生徒・保護者用】.pdf」をダウンロードする(PDF:737kB)

新型コロナウイルス感染症の最新情報

オミクロン株(BA.5系統)について

1 感染・伝搬性やその倍加速度が高く 免疫逃避(ワクチンで得た抗体をすり抜けること)が懸念される

2 夏休みやお盆の帰省により、人流とともに急激に感染が拡大する

3 明確なエビデンスはないが、WHOのレポートによると重症度の上昇はみられない   

学校での対応

県の対応指示は、「レベル2」(警戒を強化すべきレベル)です。

基本的な感染症予防策は、オミクロン株(BA.5系統)であっても従来同様、以下のとおりです。

新型コロナウイルス(オミクロン株)感染症予防のポイント


1.全校マスク着用

教職員、生徒はマスクを着用すること
寮生は寮生活もマスク着用で過ごすこと 
※不織布マスクを着用

2.換気の徹底

可能なかぎり常時、廊下側と窓側を対角に窓を開けて行うこと(10~20cm)

飛沫感染防止:5分間の会話で1回の咳と同程度の飛沫、またエアロゾルの吸入を抑止
接触感染防止:自分の目・鼻・口を触ることの抑止

3.健康観察の徹底(登校前の検温)

発熱及び風症状等の体調不良者は登校しないこと(生徒・教職員)

4.3密(密閉・密接・密集)を避ける

近距離・マスクなしで一斉に大声を出したり、大声で歌わないこと


5.手洗いなどの手指衛生

手洗いの徹底:泡立てた石けんを使って20秒以上丁寧に洗うこと


6.教室清掃の徹底

日常的な清掃(拭き掃除)を丁寧に行うこと+アルコール消毒をすること 
※接触感染による予防効果を高める

「新型コロナウイルス感染症は『ただの風邪』ではありません。個人差はありますが、耐え難いノドの痛み、経験したことのない体のだるさ、高熱などかかると辛い感染症です。症状が長引くケースが多く見られるため、なるべくかからないための予防が重要です。」(小笠原学校薬剤師)


「1.マスク着用の徹底、2.わずかな体調不良であっても欠席・受診するこの2つを丁寧に確実に行うことが感染症拡大リスクを減らします。」 (三上学校内科医)

 


感染源を絶つこと 

学校に来ている生徒は元気であることが大前提です


体調不良者等は登校しない

以下の内容に当てはまる者は、自宅での休養を徹底すること

1.登校前の検温時:熱がある者 
※37.0℃以上、平熱より1℃以上高い体温
 
2.普段と体調が少しでも異なる者

3.同居家族に1.2の症状がみられる場合

4.本人または同居家族が濃厚接触者や陽性者である場合
※別紙資料参照

風邪症状の場合

・頭痛、喉の痛み・鼻水・咳症状、味覚異常、嗅覚異常、体のだるさなど
※新型コロナウイルスに関連する生徒の欠席(発熱及び風邪症状)は、出席停止として扱う 

・症状がなくなるまでは自宅で休養し、早めに医療受診の上、結果を学校まで連絡すること
※医療受診の際には、事前に病院に電話して様子を伝えてから受診すること

・PCR検査や抗原抗体検査等を行った場合や、保健所の「健康相談コールセンター」に電話相談した場合は、学校まで連絡すること
※検査する前に学校に電話をしてください。

朝の健康観察の徹底

【家庭】
登校前:
検温及び生徒・同居家族の体調を確認 ⇒オンライン入力
※体調不良、発熱及び風邪症状のある生徒(同居家族も含め)は登校しないこと

【寮】
毎朝・夕
:検温及び風邪症状の確認
※複数人の体調不良者が出た場合は、寄宿舎内で休養する

【学校】
・朝礼時の健康観察の徹底:オンライン入力状況の確認、未入力者へ指示
・体調不良者は学校に留まらず安全な方法で早退し、医療受診すること
・普段の体調に戻るまでは、自宅で休養すること
・保健室での対応は最小限とし、発熱者は別室(第2保健室)にて隔離対応する
⇨保健室内でのクラスター発生防止のため


感染経路を絶つこと 

飛沫感染(エアロゾル感染)・接触感染の防止


手洗いの徹底

泡立てた石けんを使って20秒以上丁寧に洗うこと

手洗いのタイミング

・外から教室に入るとき
・トイレ後
・昼食前後
・咳やくしゃみ、鼻をかんだとき
・掃除の後
・共有の物を触ったとき
※登校時や近くに手洗い場がない場合は、乾燥した手に手指消毒剤を丁寧に擦り込むこと

マスク着用の徹底 

基本:全校マスク着用(教職員・生徒)
※不織布マスクを着用 

☆マスクの効果☆

不織布マスク > 布マスク > ウレタンマスク

☆丁寧に着用する☆

最大の効果を発揮するにはノーズワイヤーを鼻にフィットさせてから、鼻とあごをしっかり覆う



目、鼻、口、髪に手を持って行かない】 
粘膜からのウイルス感染を避ける

咳・くしゃみエチケット】 
顔をそむけてマスク内または腕の内側にする
マスクは内側に畳んで袋に入れて捨て、新しいマスクに交換する

【近距離での会話をしない】 
近距離・マスクなしで一斉に大声を出したり、大声で歌わないこと

換気の徹底  

常時:対角にできれば上下で窓を開ける(教室、特別教室、職員室など)
・1時間に1回休憩時間毎に5~10分間、窓、入り口の全開放
・授業担当者:終了時に窓、ドアをあけ、次の授業担当者が閉める
・エアコン使用時も2か所窓を開放して授業をする
・サーキュレーターを活用する

清掃の徹底 

清掃時には窓を開け、換気を十分に行うこと

【実施者】
担任または担任が指示した生徒

【方 法】  
1.大勢がよく手を触れる箇所(戸の取っ手、電灯のスイッチ、窓の鍵部分、教卓・生徒机)を水拭きする
2.乾燥後、アルコール消毒液をスプレーしたクロスで消毒する


抵抗力を高めること 

・免疫力を高めるため、十分な睡眠、適度な運動やバランスのとれた食事を心がける
・ストレスコントロールを心がける 
⇒ため込まない(相談できる人に早めに相談する)

スクールカウンセラー(冨士盛先生)

2回程度/月 来校予定

HOT SPACE(相談担当教員:2名)

1回/月 来校予定

☆☆相談希望者は保健室石川先生まで☆☆


集団感染のリスクへの対応

学習場面での注意点

※陽性者が出た場合…濃厚接触者を選定する指標となります

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以下の3つの条件(3つの密)が同時に重なる場を徹底的に避けること(国・県の基本方針)


1.換気の悪い密閉空間にしない

・換気の悪い場所や集会はなるべく避ける
・更衣室や部室は、換気をしながら時間差で使用する

2.多くの人が手の届く距離に集まらない

・人と人の距離をとること ※できるだけ2m(最低1m)
・集団・近距離での活動は十分に配慮する
例)ペアワーク、グループワーク等の感染リスクの高い学習活動は慎重に検討し実施する

3.近距離での会話や大声での発声をともなう活動をしない

・教室での授業の配慮
※用具の共有は原則禁止⇒用具の共用が必要な場合は、使用前後に手洗い又はアルコール手指消毒をすることと

学校生活における対応の流れ

1.登 校        

・登校前家庭での健康観察オンライン入力
・マスクの着用(生徒・教職員)※不織布マスク
・登校時:手洗いの励行  
 ※教室出入り時:手指消毒アルコール手指消毒
・欠席者の確認
 欠席が続いた場合などは、担任が家庭に電話連絡して生徒の様子を確認  
              
2.朝の健康観察


・実施者:SHR担当教員
・教員が生徒全員の様子(顔色・表情)を確認し、健康観察簿に記入する
 ※オンライン未入力者⇒入力するよう声をかけ・入力させる
・発熱がみとめられる者や、有症状者は早退させる 
⇒保健室(第2保健室)へ
    
3.授業中


座席の間隔を開ける(最低1m)

教材の共有や物の貸し借りはしない共用する場合、使用前後に手指消毒をする)

対面、近接にならない工夫
例)ペアワーク、グループワーク等は慎重に判断し、対応すること

室温に配慮 
常時:2か所(廊下側と窓側)を開けて換気する(10~20cm)

常時換気が困難な場合
授業終了時:授業担当者が窓・入り口の戸を開放し教室を出る
授業開始時:授業担当者が窓・入り口の戸を閉め授業を開始する

・「かんきくん」(CO2測定器)の活用
CO2濃度1000ppm以下に努める。1500ppm以上(警報が鳴る)で換気する。

           
4.昼 食


昼食前:手洗いの徹底(泡立てた石けん+流水20秒程度)
食事をとる時の座席
 自席、前向きで食べる 
 自分の教室以外に出て食べない

※学年会:確認する 
※生徒保健委員会:注意喚起の放送を入れる

5.清 掃

窓を全開で清掃実施

【感染防止対策】
・頻繁に手が触れる箇所
(戸の取っ手、スイッチ、窓の鍵部分、教卓・生徒机)
・水拭き・乾燥後、消毒液による拭掃除の徹底
(教室に清掃・消毒セット配布)

※担任または担任が決めた者が確実に実施すること

6.部活動・学校行事

生徒指導部による指示に従うこと

7.寮生活

舎務部による指示に従うこと

濃厚接触者の待機時間(参考資料)

島根県健康福祉部感染症対策室(R4.7.23)

pdfファイル「濃厚接触者の待機時間(参考資料)」をダウンロードする(PDF:261kB)

しりょう