知識構成型ジグソー法を用いた公開授業研究会を実施しました
2022年10月18日
10月14日(金)「授業力向上プロジェクト事業」の取り組みとして、知識構成型ジグソー法を用いた授業が行われました。
この日は外部講師の方にもお越し頂き、事前研修→授業→事後研修という流れで行いました。
知識構成型ジグソー法とは?
教師から生徒に対する従来の一方通行の授業とは異なり、生徒同士の対話を重視する勉強方法です。生徒同士で教え合う授業を展開し、生徒は自らの言葉で学んだことを表現します。その過程で理解できていることとそうでないことが明瞭化するとともに、知識の表現方法・活用法も学ぶことができることを特徴としています。
事前研修
まず先生たちは事前研修を行いました。この後の授業で行うジグソー法を実践して、生徒達がどのように知識を深めていくのか協議します。
【知識構成型ジグソー法の流れ】
STEP1 プレ記述
「一人では十分な答えが出ない」本時の課題に対して、各自がまず自力で考えてみる
STEP2 エキスパート
本時の課題に対して、より良い答えを出すためのヒントを分担して確認する
STEP3 ジグソー
ヒントを活用しながら、本時の課題の答えを考える
STEP4 クロストーク
グループで見えてきた答えを交流し、比較検討する
STEP5 ポスト
一連の学習活動をふまえて、改めて各自で本時の課題に対する答えを記述する
公開授業
ジグソー法のやり方にのっとり、自分の考えをグループに発表します。
エキスパート活動で得た知識は自分しか知らないため、自分の言葉で考えが伝わるように工夫して説明をしていました!
また同時に他のメンバーからの説明を聞き、自分が担当した資料との関連を考える中で、理解を深めていきます。
STEP4の発表に向けて絵を描くチーム、表現方法を考えるチーム。
いかに分かりやすく伝えるか自分達で発表の方法を探っていました。
STEP3の活動でまとまった答えを発表します。描いた絵を用いながら、自分達の表現でわかりやすく伝えていました!
他のチームからは共感する様子や自分たちの答えと違う意見に「えー!」という驚きの声も。
違う意見を知ることで再度自分の中で整理をし、理解を深めます。
事後研修
事後研修では今後の授業で生かせるように、生徒たちが実際にどのような取り組みをしていたのか、理解を深めていった過程を共有しました。
今回の授業では、担当箇所をチームのメンバーにプレゼンをしなければならないため、知識を取り込むだけでなく、活用するところまで学習することができました。
また、エキスパート活動やジグソー活動で必然的に生徒が動くことにより、積極的に授業に参加することができ、メンバーと協力して課題に取り組んでいました。
公開授業なので少し緊張したかもしれませんが、たくさん対話することができましたね^^
生徒のみなさんお疲れ様でした!
お越しくださった講師、先生、関係者の皆様ありがとうございました。
引用:教育環境デザイン研究所 COREF