6月21日(金)から23日(日)まで松江市総合体育館で行われた中国大会に出場しました。

本校からは男子シングルスで3-3の森下瑠之介が出場しました。本校バドミントン部は昨年度の女子団体に続き、二年連続の出場となりました。

 23日(日)の男子シングルスでは一回戦岡山県の倉敷翠松高校の選手と対戦し、第1ゲームが15-21、第2ゲームが18-21と惜しくも初戦突破はなりませんでしたが、好ゲームをしてくれました。

 男子シングルスのレベルは高いものでしたが、森下の実力とそれほど変わらないというのが実感でした。それと同時に、この3年間で森下は本当に心身ともに成長したと感慨深いものがありました。

 県総体の時には必ず中国大会に出場するという決意のもと、多くの人が見守る中で実現してくれました。

森下と出会ったのは、彼が中学生の時でした。既に当時ダブルスを組んでいたもう一人の選手と一緒に、県内高校から注目されていた選手であり、勧誘も受けていたようでした。しかし、矢上高校に進学してくれました。本校バドミントン部は県外の強豪校に練習試合によく行かせてもらいますが、そのきっかけを作ってくれたのは間違いなく森下です。強豪校のエースに次々と勝っていく森下の存在があったからこそ、他校の監督の先生方が練習試合を受けてくださったという面は間違いなくあります。今回の中国大会でも、練習試合でお世話になった先生方が森下のことを気にかけて下さっていたのが何よりの証拠です。

 また、彼の人間性は素晴らしいものであり、常に明るく前向きで、バドミントンに真摯に取り組む姿は、本校バドミントン部の選手は勿論、他校の選手にまで大きな影響を与えました。練習試合に行っても、他校の選手と仲良く話をしたり、助言し合う姿を目にして森下の人間性に感動したのをよく覚えています。

 改めて思うのは、森下を育てるために多くの人に関わっていただいたという事実です。外部指導者の方々をはじめ、地域でバドミントンをされている方々、他校のOB・OG、指導者の方々…。数え上げたらきりがありません。今回、結果として森下一人の力で中国大会に出場しましたが、この結果に至るまでに本当に多くの人々に支えていただきました。指導者として感謝申し上げます。また、今回の中国大会出場に対しまして、多方面より多くのご寄付頂戴しました。重ねてお礼申し上げます。そして、何よりも忘れてはならないのは、森下の親御さんの存在です。森下が入学後、練習試合の際にはほぼ毎回選手の送迎をしていただきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。

 森下の存在と結果は矢上高校バドミントン部の歴史に新たなページを刻んでくれました。今後は第二、第三の森下を育てるべく、地域や指導者の方々とこれまで以上に連携していきたいと考えています。

そして、石見地区の力を結集して、島根県高校バドミントン史上、初となる県西部の高校のインターハイ出場を達成したいと考えております。

 引き続き、矢上高校バドミントン部に対しまして、格別のご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願いいたします。

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