5月30日(木)から6月1日(土)に、松江市鹿島町の鹿島総合体育館(ニューウェーブ)で実施された島根県高校総体に参加してきました。

 初日の学校対抗戦では男子が松江西高校、女子が松江南高校との対戦でした。

男子1回戦はダブルスが1-1、トップシングルスで敗れる苦しい戦いでしたが、第2、第3シングルスの和田、森下が勝利をおさめ、何とか勝ち切ることができました。松江西高校の選手は殆どが高校からバドミントンを始めた選手だと聞いていましたが、本当に強い選手ばかりで初戦敗退も頭をよぎりました。

続く準々決勝では出雲商業高校との対戦でした。こちらも初戦と同様にトップシングルスが終了時点で1-2と苦しい試合展開でしたが、和田、森下が勝利し、ベスト4まで勝ち上がることができました。出雲商業高校の選手も松江西高校の選手と同様に非常に鍛えられており、一瞬の油断もできない非常に苦しい戦いでした。

 続く準決勝では優勝した松徳学院高校と対戦し、0-3で敗退しました。

女子は1回戦、強豪の松江南高校との対戦でした。男子と同様にダブルスが1-1でしたが、トップシングルスの宇谷が勝利し、第2シングルスを落としたものの、第3シングルスはキャプテンでもありエースの吉岡が見事勝利し、3-2で勝利することができました。

 続く準々決勝では男子と同様に出雲商業高校との対戦でした。ダブルスが0-2と厳しい展開ながらもトップシングルスの森下が2-1で勝利し、第2、第3シングルスに望みを託しましたが、第2シングルスで敗れたため、第3シングルスが打ち切りとなり、1-3で敗れました。結果はベスト8でした。

 昨年度は女子がベスト4という素晴らしい結果でしたが、今年は男子が総体でベスト4と新たな結果を残してくれました。

 今年の3年生が入部した当初は今の倍以上の選手がいましたが、各選手の事情により退部していき、現在まで残った選手は男子が4名、女子が1名とわずか5名でした。

 これまでを振り返ると、残った3年生はよく最後まで取り組んだと思います。中には試合でなかなか結果が出ず、満足できないバドミントン生活だったという選手もいると思います。それでも3日(月)に実施したミーティングでは、この5人で最後までやれて良かったと述べてくれました。自分の行動や存在がチームに迷惑をかけて申し訳ないと述べた選手もいましたが、決してそんなことはありません。チーム内で自らの役割を考え、理解し、自分にできることを最大限やってくれた選手には感謝しかありません。引退した3年生には矢上高校バドミントン部で培った能力や経験を、新たな目標実現のために是非役立ててほしいと思います。

 こうやって学校対抗戦の結果を見ると、昨年度は準優勝、今年もベスト4という素晴らしい記録を残しています。しかし、これらの結果はこれまでバドミントン部で活動してくれた選手をはじめ、多くの方の支えがあったからです。最近はチームの勝ちよりも、一体どれほどの人がこのチームに関わってくれているのだろうかということに思いを馳せることが多くなりました。その理由はきっと「次の目標実現」を目指しているからだと思います。島根県内には男女とも絶対的な王者として君臨する2校があります。その王者に島根県西部でかつては学校対抗戦で対戦すれば確実に勝てると揶揄されたチームが勝利して、優勝する。もし、そんなことが実現できたら、これほど人生において愉快なことはないと考えています。『人生すべからく夢なくしてはかないません』と仰ったのはかつての神戸市長で、明石海峡大橋建設を訴えて白昼夢と揶揄された原口忠次郎先生の御言葉です。道まだ半ばですが、原口先生の御言葉を胸に、やるからには勝つという信念と覚悟のもと、日々指導してまいりますので、引き続き矢上高校バドミントン部に対しまして、格別のご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願いいたします。

高体連 バドミントン専門部HP

バドミントン部 集合写真

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