バドミントン部は選手強化や地理的理由の為、県外に遠征することが非常に多いのが特徴です。片道2時間程度の場所であれば出かけていきます。経費は掛かりますが、他県の選手や大学生、一般の方や指導者の方から学ぶ機会が多く、選手の成長に大きな役割を果たしています。

 

今回はバドミントン部の遠征の様子をお伝えします。

7:00~ 矢上高校出発

朝1

いつも7:00出発ですが、更に遠方になると更に早い時間になります。さすがに眠い…。

保護者の方にはいつも送迎でお世話になり、ありがとうございます。この日は顧問の車のみでの移動です。

 

8:40~ 練習試合会場到着

朝2

今回の会場は広島県の呉市にある広島文化学園大です。バドミントンの練習ではありますが、他校や他大学を訪問することは選手にとってもその土地の文化や習慣、人柄、新たな価値観を知る貴重な体験の場になっています。因みに朝早いこともあり、殆どの選手は移動中の車内では寝ています…。

 

9:00~挨拶・アップ・基礎練習開始

会場3会場4

普段の練習試合では集まった高校ごとにアップをしますが、時々一緒になって実施する場合もあります。今回は大学生の方たちと一緒にアップをすることになりました。バドミントン部では初対面の人ともコミュニケーションを取らなければならない場面が沢山ありますので、社会人として必要な技術やマナーを経験として学んでいます。

入部間もない頃は人見知りでなかなか自分から人に話かけることができなかった選手も、今では自分から基礎打ちやゲーム練習のパートナーを求めて大学生の方に声を掛ける場面が多々あり、成長を感じています。

 

10:30~ゲーム練習(ダブルス)

まとめ5

アップと基礎打ちが終了したら、いよいよゲーム練習です。今回の練習相手である広島文化学園大の学生の方は非常にレベルが高く、高校生時の戦績も県内大会ベスト4以上やインターハイにも出場されている方ばかりでした。顧問の考えの一つとして、公式戦では「試合経験」が勝敗における一つのポイントになると考えています。様々な場所で、様々な特徴を持った選手たちと対戦したということが良い結果をもたらします。また、自分たちよりも技量の上の選手たちと対戦することが成長につながります。今回の練習試合ではなかなか勝利を収めることができませんでしたが、中には勝ち切る選手もおり、頼もしさを感じました。

 

 

12:00~13:00 昼休憩

お昼6

昼食休憩の様子です。女子部員は大学生の女子部員の方たちと一緒に昼食を食べていました。おやつにチーズケーキまでいただいたようで喜んでいました。エコノミークラス症候群にならないように足を上げているとのことですが…。乳酸が溜まらないようにしているのでしょうか。バドミントン部は学年間の上下関係はありますが、お互い仲が良いのが特徴です。部活動が楽しいのは大切なことですが、規律やルールがないのは問題です。また、努力の必要性を理解でき、達成感が得られる活動でなければ部活動の意味がないと顧問は考えています。現役大学生の方と話をすることで、自分の進路についても考える一助になっています。

 

13:00~ゲーム練習(シングルス)

お昼7

午後からはシングルスのゲームです。ダブルスよりも消耗するため、選手は大変です。しかし、公式戦で勝ち上がると一日に5試合以上する場合もあります。高い目標を掲げている選手は全体練習以外にも、早朝や夕方、夜の空いた時間にランニングを実施しています。顧問としても、「一人になった時に目標の為の努力ができること」の大切さを伝えています。今日のシングルスでは大学生の方の技術の高さを学ぶことができました。特にコート前でのシャトルを取る動きは是非取り入れたい技術だと感じました。

 

15:30~ 練習試合終了・練習会場出発

お昼8

お昼9

朝からの練習でしたが、あっという間の時間でした。全員がずっとゲームに入ることができ、非常に多くの経験を積むことができました。最後には監督の方からお土産のチーズケーキまでいただき、選手たちは大感激でした。(監督の方の家業?だと選手が話していました。帰りの車の中で食べましたが、非常においしかったです)次回の練習試合のスケジュールも決定していただきありがとうございました。

 

17:30 矢上高校到着

夕方9

朝と同じような写真ですが、夕方です。

これで練習試合が終了です。保護者の方にはいつも送迎お世話になり、ありがとうございます。

この帰りが顧問にとって最も辛い時間です。部員は全員疲れて寝ており、静かなのはよいのですが、運転中はいつも睡魔に襲われています…。コーヒーとグミが大活躍しています。