バドミントン部の出雲遠征の様子をお伝えいたします。

3月末までは部活動停止期間でしたが、4月1日に春季バドミントン大会が行われるということもあり、「4月10日までに大会が実施される場合は練習や練習試合が可能」という特例に則り、本校校長の理解も得られ、練習試合を計画・実施することができました。練習試合を認めていただいた出雲商業高校、出雲農林高校の校長先生をはじめ、顧問の先生、部員の皆さんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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3月26日(土)は午後から出雲商業高校との練習試合を行いました。

出雲商業高校は男女とも選手の技術レベルが高く、非常に苦戦を強いられるゲームが多かったです。しかし、相手が強ければ強いほど学ぶものも多く、選手たちも現在の自分に欠けている能力を強く実感することができました。

3月27日(日)は午前から出雲農林高校との練習試合を行いました。

出雲農林高校男子は昨年の県高校新人戦の学校対抗戦においてベスト4という結果を残した強豪です。胸を借りるつもりで対戦しました。ランキング上位5名の力は相当高く、普段からかなりのトレーニングを積んでいると実感しました。また、明るく積極的な選手が多く、矢上高校の選手も見習ってほしい部分が多々ありました。

この二日間の遠征で、顧問は練習試合の課題として、

「勝敗に関係なく、常に相手選手からのアドバイスを得ること」

とし、選手も忠実に履行してくれました。この課題は、他者からの意見により、自分の長所や短所を知るという意味は勿論、初めて会った人と人間関係を築くためのコミュニケーションスキルを磨くという側面も有しています。高校を卒業し、上級学校に進学する選手、就職する選手がいますが、どのような進路をとるにしろ、他者との関係を築ける力は必ず役に立ちます。バドミントンという競技を通して、人間的に更に成長させたいと考えています。顧問をするようになって始めたこのアドバイスを求める行為ですが、これまで練習試合をしていただいた高校の選手でアドバイスを断った人は一人もいません。これはバドミントンという競技の素晴らしいところだと思います。矢上高校の選手も他のチームの選手から進んでアドバイスを貰いに行きたいと思ってもらえる人になってほしいと思います。

この二日間の遠征を通して、練習試合をしていただいたチームや顧問、外部指導者、OB、宿泊先の従業員の方々、バスの運転手さん、散歩の途中で声をかけていただいた地域の皆さんから温かいご声援を本当に多くいただきました。「練習ができること」は自分たちだけの力ではなく、多くの人々の援助や理解があってできるのだということを改めて実感しました。

会場に行けること、ご飯が食べられること、着るものがあること、お風呂に入れること、寝る場所があること。これらは決して当たり前のことではありません。これらのことに気づき、感謝できるからこそ、今のこの瞬間を大事にできるのだと思います。同じ時間であっても目標や課題をもち、その実現や改善に取り組むのであれば、漠然と過ごす時間の何倍もの価値があると思います。

今後とも矢上高校バドミントン部へのご理解とご協力を宜しくお願いいたします!

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